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生きるべきか死ぬべきか

  • Posted by: 松野泉
  • 2008-06-29 Sun 14:46:34
  • -
pissarro4.gif


京都タワーが濡れております。
僕は初めてルビッチを観た。
不覚にも泣いてしまった。
なんともたまらん気持ちになった。
ルビッチは55歳で死んだ。
「生きるべきか死ぬべきか」は50歳の時の作品らしい。
状況設定からシナリオ構造から笑いから構図から役者、
何もかもが弾んでいて、楽しくて楽しくてしょうがない。
先に起こる事の予感を感じさせながら、それを真っ正面から飛び越えていく。
この映画を観ていると、サスペンスと笑いが予感と出会いの衝突によっていかに
巧みに表現されるかという事がよく分かる。
観客が視える事と、予感する事の間の距離が遠ければ遠い程出会いの衝撃は増すが、
その予感の働かせ方を見事に計算して空間を形成しないと、観客が視えなくなってしまう。
このジメジメした時期の京都は気分が滅入るが、今日はとても元気が出た。

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