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その日の前に

  • Posted by: 松野泉
  • 2008-11-28 Fri 18:49:05
  • -
siki_3s.jpg
「その日の前に」を見た。
大林監督の新作は、紛れもない傑作だった。
予感はあった。
「告別」「理由」「22才の別れ」そして「転校生」。
今ほんとに見たい、大林映画の全てがあった。
でたらめで、童貞くさくて、純粋で、ため息が出る程真っすぐで、
驚く程自由で、夢のように支離滅裂で、決して難解でなく、
信じる物を疑わず、物語りにも観客にも迎合せず、映画を愛する気持ちが、
少女を愛する気持ちが、永作博美を愛する気持ちが、その戯れが、
難病モノである筈の物語りから「癌」という病名を奪い、
死へ向かう筈の時間から時間そのものを奪い、
映画の中で既に失われた映像は断絶と出会いを繰り返し、
奪われたものと、失われたものの衝突が生を、今をスクリーンに光の
塵となって散開させる。
興奮した。
大林映画を見るという事はそういう事だ。

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